プール施工の期間と流れ

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「利用開始シーズンに向けて速やかに完成させたい」「施設のオープン予定日に確実に間に合わせたい」という場合、まずは引き渡しまでにどれくらいの工期を要するのか、全体像を把握することが重要です。本記事では、種類・工法ごとの施工期間の目安をはじめ、着工から完成にいたるまでの具体的な流れ、品質を維持しながら工期を短縮させるポイントまで詳しく解説します。

プール施工の期間目安

プールの施工期間は、選択する工法によって2週間から6か月と大きな差が生じます。まずは全体の工期目安を工法別に一覧表で整理しました。

工期の目安 対応工法
2週間以内 FRPプール
1~3か月 パネル+シート防水プール、ステンレスプール
6か月 鉄筋コンクリートプール
※参照元:ISLAND POOL公式HP(https://islandpool.com/home-pool-costs/

2週間以内の短工期で完成:
FRP(ガラス繊維強化
プラスチック)プール

手すりつきの室内プール
引用元:ジャパンアクアテック公式HP
https://jat.ne.jp/product/school/frppool/frppool-01/

FRPプールは、工場であらかじめ一体成型された製品を現場に搬入し、掘削したスペースに埋め込む工法です。現場での複雑な加工や造形作業がほとんど発生しないため、最短ケースでは2週間以内※1という極めてスピーディーな引き渡しが目指せます。

※参照元:ジャパンアクアテック公式HP (https://jat.ne.jp/product/school/frppool/frppool-01/
※1参照元:ISLAND POOL公式HP (https://islandpool.com/home-pool-costs/

工期1~3か月:
パネル+シート防水プール、
ステンレスプール

プール
引用元:プールカンパニー公式HP
https://poolcompany.jp/contract/page/4/#gallery_5-1
プール
引用元:高橋カーテンウォール工業公式HP
https://www.t-cw.co.jp/aqua/feature/hotel/

パネル工法はコンクリート工法に不可欠な長期の養生期間が不要となるため、大幅な工期圧縮が可能です。なかでもモジュール構造を採用した場合、組み立て自体は6~8日程度※1で完了するケースも少なくありません。基礎の乾燥期間を含めても1か月強が目安の工期です。ステンレスプールも同様に、現場での強固な溶接組み立てを含めて1~3か月程度※2で完成へと至ります。

※参照元:プールカンパニー公式HP(https://poolcompany.jp/contract/page/4/#gallery_5-1
※参照元:高橋カーテンウォール工業公式HP(https://www.t-cw.co.jp/aqua/feature/hotel/
※1参照元:プールカンパニー公式HP(https://poolcompany.jp/reason/your-project-プールを設置するには/
※2参照元:ISLAND POOL公式HP(https://islandpool.com/home-pool-costs/

6か月の長期スパンを要する:
鉄筋コンクリートプール

タイルプール
引用元:asai工務店公式HP
http://www.sanritsu-w.com/kouji/conc_tile.htm

鉄筋コンクリートプールは、型枠の設置から鉄筋配筋、コンクリート打設にいたるまで、全工程がオーダーメイドの現場施工です。躯体を硬化させるための強固な養生期間が必須となるほか、屋外作業における天候の影響による工程の遅延も起こりやすいため、6か月程度※1を見込む必要があります。

※参照元:asai工務店公式HP (http://www.sanritsu-w.com/kouji/conc_tile.htm
※1参照元:ISLAND POOL公式HP(https://islandpool.com/home-pool-costs/

プール施工の具体的な流れ

掘削・残土処分

プールを埋め込むための穴を重機で掘り進め、発生した土砂をトラックで搬出します。敷地規模や掘削深さによりますが、通常は数日程度で完了する工程です。

基礎工事(砕石敷き・転圧)

プールの総重量を強固に支えるため、掘削した底面に砕石を敷き詰めて専用機械でしっかりと転圧。これにより均一で頑丈な下地を作ります。こちらも数日程度を要する工程です。

躯体工事

プールの壁面や底面となる構造体(躯体)を形成するメインの工程です。選択する工法によって所要日数に大きな差が生じます。

コンクリート工法

鉄筋を緻密に組み上げ、コンクリートを流し込んで硬化させるため、1週間から数週間程度の養生期間が必要です。

※参照元:アルケマデザイン(https://www.arkemadesign.jp/column/462

パネル工法

工場生産された頑丈なパネルを現地で組み立てる構造のため、コンクリートの乾燥待ちが不要。10〜14日程度でのスピーディーな完了が見込めます。

※参照元:アルケマデザイン(https://www.arkemadesign.jp/column/462

防水処理・仕上げ作業

躯体が完成した段階で、重要となる水漏れ防止の防水処理をおこないます。コンクリート構造の場合は防水塗料の塗布やタイル張り、パネル工法の場合は厚手の防水シート、すなわちPVCライナーを職人が美しく溶着して仕上げる流れです。

設備工事・水張り・試運転

水を清潔に保つ循環ろ過機やLED照明などの機器を設置し、電気配線や配管を接続する工程です。最終段階として実際に水を満たして入念に試運転をおこない、機械の動作や水質循環に問題がなければ完成、引き渡しとなります。

夏に間に合わせるための
理想的なスケジュール

7月のシーズン当初からプールを開設したい場合、遅くとも前年の冬(12月から1月頃)には情報収集と専門業者への問い合わせを開始するのが理想的なスケジュールです。春先となる3月から4月頃はプール施工会社の繁忙期にあたるため、この時期に動き出しても夏のオープンに間に合わないケースが生じます。

工期が遅延する主な要因

予定通りの期間で完了しない大きな要因として挙げられるのが、屋外作業を阻む悪天候です。特に梅雨や台風の時期は、掘削やコンクリート打設工事が一時中断されるため、工期が大幅に延びる場合があります。そのほか、搬入経路が狭く特殊重機の稼働が必要なケースや、事前の地盤調査によって想定外の補強工事が発生するリスクにも要注意です。

品質を維持したまま
工期を短縮する手法

工場成型済みのFRP工法は最短2週間以内で完了しますが、規格品のため変形地や大型サイズには不向きな側面もあります。意匠性と短工期を両立したい場合には、柔軟な設計ができるパネル工法が向いています。コンクリート工法特有の長期の乾燥時間を省略できるため、サイズや形状の自由度を保ったまま大幅な工期短縮が可能です。

※参照元:ISLAND POOL公式HP(https://islandpool.com/home-pool-costs/

また、機械室の建設や複雑な地下配管工事をまとめてカットできる「ろ過機一体型システム」の採用も、工期を圧縮する効果的な解決策となります。デジョユプールやマジラインといった世界的なプールメーカーが標準仕様として採用しており、デザインを妥協することなく工期を短縮できる実用的な選択肢といえます。

当メディアでは、プール施工業者を独自調査。リゾート宿泊施設・レジャー施設・リハビリ施設など、目的別におすすめの専門業者を紹介しています。依頼先選定の参考としてご活用ください。

導入施設別
プール施工業者おすすめ3選

各社の施工事例や特徴を調査し、現在導入が進んでいる「リゾート宿泊施設」「レジャー施設」「リハビリ施設」の3つの施設タイプ別に、おすすめのプール施工業者を紹介します。依頼先選定の参考としてお役立てください。

ヴィラ・グランピング・ホテルなどの
リゾート宿泊施設
マジラインプールカンパニー
プールカンパニー 事例1
引用元:プールカンパニー公式HP
(https://poolcompany.jp/contract/#gallery_4-1)
プールカンパニー 事例2
引用元:プールカンパニー公式HP
(https://poolcompany.jp/contract/#gallery_11-1)
プールカンパニー 事例3
引用元:プールカンパニー公式HP
(https://poolcompany.jp/contract/#gallery_20-1)
こんなプールが実現できる
  • 景色と水面が溶け合う
    インフィニティプール
  • 客室ごとに独立管理・メンテナンス
    できるプール
強み

700台のプール施工実績※1に基づく技術力とノウハウで、ロケーションの魅力を引き出し、施設のコンセプトを活かしたプールを設計・提案できる。

フランス発の高性能ブランド「マジラインプール」を採用。国際特許を取得したろ過装置※2により、各プールの水質管理を独立して行えるため、客室ごとの稼働状況に合わせたメンテナンスが可能になる。

スパ・テーマパークなどの
レジャー施設
ニッコン
ニッコン 事例1
引用元:ニッコン公式HP
(http://www.nicconpool.com/works/activity/kumamoto.html)
ニッコン 事例2
引用元:ニッコン公式HP
(http://www.nicconpool.com/works/activity/suzuka.html)
ニッコン 事例3
引用元:ニッコン公式HP
(http://www.nicconpool.com/works/activity/toubu.html)
こんなプールが実現できる
  • 仕掛けアトラクションのあるプール
  • 安全な間隔で滑走できる
    センサー付きウォータースライダー
強み

ウォータースライダーなどのアミューズメント設備を自社で設計・製造し、プールと遊具を組み合わせた話題性と集客力のあるアクティビティ空間を提案できる。

既存プールの改修や遊具の後付けにも対応。吸込事故を防止する施工など、プール事業48年※3で培った技術により、万が一の事故で運営が止まるリスクを抑えた施設へとリニューアルできる。

老人ホーム・デイケアなどの
リハビリ施設
ジャパンアクアテック
ジャパンアクアテック 事例1
引用元:ジャパンアクアテック公式HP
(https://jat.ne.jp/perform/reha-ex/)
ジャパンアクアテック 事例2
引用元:ジャパンアクアテック公式HP
(https://jat.ne.jp/perform/reha-ex/)
ジャパンアクアテック 事例3
引用元:ジャパンアクアテック公式HP
(https://jat.ne.jp/perform/reha-ex/)
こんなプールが実現できる
  • 流れの強さを調整できるプール
  • 車椅子のまま入水できる
    リフト付きプール
強み

歩行が難しい方が安全に入水できる電動リフトや、回復に合わせて強さを調整できる流水プールなど、リハビリに特化した専用機器を自社で研究開発・製造。歩行や機能訓練向けの水中環境をつくりだせる。

既存の建物にも設置しやすい、軽量なFRP製プールに柔軟に対応。外から姿勢を確認できる観測窓など、他施設と差別化したリハビリ用プールを実現できる。

※1参照元:プールカンパニー公式HP|2026年4月現在(https://poolcompany.jp/about/
※2参照元:プールカンパニー公式HP(https://poolcompany.jp/reason/
※3参照元:ニッコン公式HP|2026年4月現在(http://www.nicconpool.com/company/
導入施設・目的別
プール施工業者おすすめ3選