プールの導入には、水質を良好に保つための基本設備から、空間の魅力を高める周辺のオプション設備まで、多くの選択肢があります。どの設備を選ぶかによって、完成後の稼働率や維持管理のしやすさ、ランニングコストは大きく変わります。
本記事では、基本設備とオプション設備に分類し、それぞれの役割と選び方を紹介しています。
プールには、単に水を張るだけでなく、安全かつ衛生的に運用するための基本設備が欠かせません。これらが十分に機能しなければ正常な運用が難しくなるため、ここでは基本設備の中でも特に重要なろ過機と防水設備を中心に解説します。実際の計画では、消毒設備や給排水設備、安全設備もあわせて確認しておきましょう。
ろ過機は水中の微細な汚れを取り除き、健全な水質維持を支える重要な装置です。未設置の状態では水が緑色に濁るなど急速に水質が悪化し、頻繁な水の入れ替えが必要になるため、維持コストが増大します。ろ過装置は、砂ろ過式やカートリッジ式など規模に応じた種類がありますが、機能やランニングコストがそれぞれ異なるため、長期的な運用を見据えた機器選定が重要です。
防水設備は、大量の水を安全に保持する構造上の要となります。万が一不備があれば深刻な水漏れを引き起こし、周辺の地盤や建物の構造躯体、プールそのものの耐久性に大きな影響を及ぼしかねません。
自由な形状に適した塗膜防水や改修に強いシート防水など、その工法は多岐にわたります。目的や敷地状況に応じた工法選びの基準を解説しますので、より確実なプランづくりの参考にしてください。
基本設備に付加価値をもたらすオプション設備を追加することで、プールの活用シーンは飛躍的に広がります。利用目的やターゲット層に合わせた的確な設備投資が、全体の満足度を左右する重要な鍵。ここでは代表的な付加機能のメリットや魅力を紹介します。
温水設備を導入することにより、季節を問わず快適に利用できる環境が整い、年間を通じた安定運用を目指しやすくなります。特に宿泊施設や商業施設の経営においては、冬場などの閑散期においても、集客力を高める重要な要素となるでしょう。ヒートポンプ式をはじめとする豊富な熱源の種類が存在。気になるランニングコストや後付け工事の可否を含め、導入方法について解説しています。
流水設備を導入すれば、水流の強さや向きを調整しながら、その場で泳ぐ・歩くといった運動が行えます。フィットネス目的では水流に逆らって泳ぐ・歩く負荷の高いトレーニングに、リハビリ目的では水流を歩行の後押しとして使う穏やかな運動にと、体力や回復段階に合わせて負荷を調整できます。
周辺設備は、プール単体の機能性を超えて、空間全体のラグジュアリーな雰囲気づくりや満足度の高い利用体験をもたらす要素です。ここでは、非日常感を鮮やかに演出し、利用者の滞在時間をいっそう贅沢なものにできるアイテムとその選び方を解説します。
水中照明を配置することで、日没後には昼のロケーションとは一線を画す幻想的なムードを演出できます。現在は省エネ性能と耐久性に優れたLED照明がトレンド。高度な電気配線やより確実な防水処理を伴うため、照明計画は施工前の設計段階から緻密に組み込んでおくことが賢明です。
デッキチェアやパラソル、サイドテーブルといったプールサイド家具は、滞在時の心地よさや空間の意匠性を高める重要なプロダクトです。常に外気に触れる屋外使用を前提とするため、優れた耐水性や耐候性を備えたハイグレードな素材選定が必須。ターゲットの嗜好に合致する家具を選ぶことが、施設全体のブランディングや世界観を高めることにつながります。
基本設備を整えたうえで、目的やターゲットに合わせてオプション設備を選ぶことが、理想のプール空間への近道です。業者の技術力や提案力によって、設備の組み合わせ方や仕上がりは大きく変わるため、依頼先選びも重要なポイントです。
当メディアでは、全国のプール施工業者の施工事例や特徴を独自に調査し、施設タイプ別におすすめのプール施工業者を紹介しているので、依頼先の比較選定の参考にしてください。
各社の施工事例や特徴を調査し、現在導入が進んでいる「リゾート宿泊施設」「レジャー施設」「リハビリ施設」の3つの施設タイプ別に、おすすめのプール施工業者を紹介します。依頼先選定の参考としてお役立てください。
700台のプール施工実績※1に基づく技術力とノウハウで、ロケーションの魅力を引き出し、施設のコンセプトを活かしたプールを設計・提案できる。
フランス発の高性能ブランド「マジラインプール」を採用。国際特許を取得したろ過装置※2により、各プールの水質管理を独立して行えるため、客室ごとの稼働状況に合わせたメンテナンスが可能になる。
ウォータースライダーなどのアミューズメント設備を自社で設計・製造し、プールと遊具を組み合わせた話題性と集客力のあるアクティビティ空間を提案できる。
既存プールの改修や遊具の後付けにも対応。吸込事故を防止する施工など、プール事業48年※3で培った技術により、万が一の事故で運営が止まるリスクを抑えた施設へとリニューアルできる。
歩行が難しい方が安全に入水できる電動リフトや、回復に合わせて強さを調整できる流水プールなど、リハビリに特化した専用機器を自社で研究開発・製造。歩行や機能訓練向けの水中環境をつくりだせる。
既存の建物にも設置しやすい、軽量なFRP製プールに柔軟に対応。外から姿勢を確認できる観測窓など、他施設と差別化したリハビリ用プールを実現できる。