プールの導入は、宿泊施設を「泊まってみたい憧れのリゾート」へと変え、他施設との差別化や施設のブランド価値を引き上げることができます。本記事では、宿泊施設へのプール導入のメリットから、国内の美しい施工事例、運営を見据えた施工のポイントまでを網羅して解説します。
プール付き客室は希少性が高く、客室単価の引き上げや、稼働率の向上に直結しやすい設備です。InstagramなどSNSへの投稿を通じた口コミの拡散も促しやすく、数ある宿泊施設の中から選ばれる決め手となります。
また、加温システムやサウナと組み合わせることで、夏季限定ではなく通年稼働できる施設へとシフトさせることも可能。近隣施設との明確な差別化を図り、競争力を高める大きな強みとなるでしょう。
国内の宿泊施設における実際のプール施工事例を紹介します。規模や導入設備、デザインの工夫など、自社プロジェクトの具体的なヒントとしてお役立てください。
千葉県の宿泊施設に設けられた10.0m×5.0mの屋外プールです。ブルーモザイク柄のライナーが採用され、高級感と視覚的な美しさを両立したデザインに仕上げられています。落ち着いた色調が施設全体の空間と調和しており、宿泊客がSNSでシェアしたくなるような、絵になる空間を演出しています。
沖縄県今帰仁村古宇利島のプライベートヴィラ「Yuki Suite Kourijima」に導入された専用プール。客室のレイアウトに合わせた特注形状の設計がなされており、島の自然と一体となった特別な滞在体験を提供しています。
沖縄県のヴィラ型宿泊施設に設置された6.0m×4.6mプールの事例です。ブルーモザイク柄とヒートポンプを組み合わせ、通年利用を想定した仕様が採用されています。各客室に独立して設けられた設計により、宿泊客のプライバシーを確保しながら管理もしやすい運用が可能です。
埼玉県の宿泊施設に施工された10.0m×4.0mのプール。南国のラグーンを思わせるブルーのモザイク柄シートが、水面に空の青を鮮やかに映し出します。高性能なろ過設備を導入することで、施設スタッフによる日々のメンテナンス負担を抑えています。
ANAインターコンチネンタルホテル別府 リゾート&スパに設けられた屋外プールの事例です。別府の豊かな自然や温泉文化と融合した施設として、上質なリゾート体験を提供。ラグジュアリー層や、プレミアムな宿泊プランを求めるゲストの期待にしっかりと応える空間づくりが実現されています。
宿泊施設のプール施工には、個人宅とは異なるプロの視点が求められます。法規制へのスムーズな対応や日常の管理コスト効率化など、開業後の運営フェーズまで見据えた検討が不可欠。ここでは、特に重要な2つのポイントを解説します。
複数の客室プールを抱える宿泊施設では、清掃や水質管理の人件費がランニングコストに直結します。そのため、施設規模や総水量、想定利用人数に合ったろ過設備の選定が重要。優れた浄化能力や自動清掃機能を持つ高性能なろ過装置を導入することで、日常整備の手間をより大幅に抑えることができるほか、薬品使用量の適正化にもつながるでしょう。
また、各客室ごとに独立した個別のろ過システムを設ける場合、日々の衛生管理が行いやすくなるだけでなく、万が一1棟でトラブルが発生しても他棟へ波及するリスクを防ぐことができます。
不特定多数が利用する宿泊施設のプールは、各自治体の条例に基づき、保健所への届け出や営業許可の取得が義務付けられています。水質基準として遊離残留塩素濃度(0.4mg/L以上)や水素イオン濃度(5.8から8.6)のクリアが必要となるほか、吸い込み防止金具の頑丈な設置など安全設備の基準も細かく定められています※。
適用される細かな基準は、施設の規模や事業形態によって異なる場合があるため、所管の保健所へ計画の初期段階で事前相談をおこなうことが不可欠です。
加温システムを導入すれば、季節を問わずプールを利用できるようになり、冬場や閑散期の稼働率アップが期待できます。特に「ヒートポンプ式」は、少ない電気代で水温を一定に保つことができます。複数棟のヴィラに導入しても光熱費が跳ね上がりにくいため、ランニングコストを抑えたい宿泊施設には理想的な設備と言えます。
サウナとプライベートプールを組み合わせる設計は、近年の高級リゾート施設において人気のスタイルです。水風呂の代わりとしてプールを贅沢に活用することで、ゲストにワンランク上のリラクゼーション空間を提供できます。サウナからプールへのスムーズな動線や、水濡れを前提とした排水計画を初期段階から設計に組み込んでおくことが、完成後の安全性と使い勝手を高める重要なポイントです。
宿泊施設へのプール施工には、一般住宅とは異なる専門ノウハウが求められます。複数棟を同時進行できる施工体制や、保健所への申請手続きのサポート、そして将来のランニングコストまで見据えたろ過システムの提案など、開業後の運営まで考慮できる業者を選ぶことが成功の鍵となります。実績数だけでなく、引き渡し後のメンテナンス体制や、宿泊施設における実際の施工経験を確認したうえで信頼できる依頼先を見極めることが重要です。
導入したい施設や目的によって、専門業者に求められるノウハウや設計力は異なります。
当メディアは、全国プール施工業者の事例や得意とする施工を詳しく調査。施設タイプ別におすすめしたいプール施工の専門業者を厳選して紹介しています。相談・依頼先選定の比較検討材料としてご活用ください。
各社の施工事例や特徴を調査し、現在導入が進んでいる「リゾート宿泊施設」「レジャー施設」「リハビリ施設」の3つの施設タイプ別に、おすすめのプール施工業者を紹介します。依頼先選定の参考としてお役立てください。
700台のプール施工実績※1に基づく技術力とノウハウで、ロケーションの魅力を引き出し、施設のコンセプトを活かしたプールを設計・提案できる。
フランス発の高性能ブランド「マジラインプール」を採用。国際特許を取得したろ過装置※2により、各プールの水質管理を独立して行えるため、客室ごとの稼働状況に合わせたメンテナンスが可能になる。
ウォータースライダーなどのアミューズメント設備を自社で設計・製造し、プールと遊具を組み合わせた話題性と集客力のあるアクティビティ空間を提案できる。
既存プールの改修や遊具の後付けにも対応。吸込事故を防止する施工など、プール事業48年※3で培った技術により、万が一の事故で運営が止まるリスクを抑えた施設へとリニューアルできる。
歩行が難しい方が安全に入水できる電動リフトや、回復に合わせて強さを調整できる流水プールなど、リハビリに特化した専用機器を自社で研究開発・製造。歩行や機能訓練向けの水中環境をつくりだせる。
既存の建物にも設置しやすい、軽量なFRP製プールに柔軟に対応。外から姿勢を確認できる観測窓など、他施設と差別化したリハビリ用プールを実現できる。